はじめに
株式投資は資産を増やす有力な手段ですが、初心者には難しく感じることも。本記事では、投資を始めるための基本ステップを解説します。←とりあえず最初何から始めればいいの?という方におすすめ
株投資がおすすめな理由、証券口座の開設、基礎知識の習得、銘柄選定、取引経験の積み方を順に説明するので、まずは基本を押さえて賢く投資を始めましょう。
記事紹介
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・口座開設をして投資を始めたいけどどこの証券会社がいいのかわからない!ネット証券が手数料が無料と聞いたけどほんとなの?このようなお悩みをお持ちの方はこちらの記事をチェック!!
・株価チャートについて知りたい方(初心者が覚えておくべきチャートの要点)はこちらの記事をチェック!!
・損切りのタイミングがわからない!や、今持ってる含み損の株が損切りすべきか判断が難しい!という考えをお持ちの方はこちらの記事をチェックすればお悩みが解決できます!!
0. 株投資がおすすめな理由
株式投資のメリット
株式投資は、長期的な資産形成に適した手段の一つです。特に以下の点でおすすめできます。
- 資産を増やす可能性がある: 銀行の預金金利が低い中、株式投資は長期的に資産を増やす手段として有効です。
- 配当金や株主優待が得られる: 個別株に投資すれば、企業からの配当金や株主優待が受け取れる場合があります。※配当金だけで暮らすには相当予備資金が必要!! FIREを目指している方はそんなに甘い世界ではないということを知っておいてください!
- 少額からでも始められる: 投資信託を活用すれば、少額から分散投資が可能でリスクを抑えながら投資できます。
- インフレ対策になる: 物価が上昇しても、株価や配当がそれに応じて上がることが期待できます。
- 老後資金や教育資金の準備ができる: つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用すれば、将来の老後資金や子どもの教育資金を効率的に準備できます。※老後資金ならiDeCoがおすすめです!!
個別株投資と投資信託
株式投資には、主に「個別株投資」と「投資信託」の2つの方法があります。
個別株投資
企業の業績を分析し、将来性のある企業に投資する方法です。大きなリターンを狙えますが、リスクも高いため、慎重な銘柄選定が必要です。
投資信託
プロが運用する分散型投資で、初心者でも少額で始めやすく、リスクを抑えられます。自分で銘柄選定をする必要がなく、長期投資に向いています。
投資方法の比較
株式 | – 値上がり益と配当金が得られる可能性 – 株主優待が受けられる場合がある – 少額で始められる | – 価格変動リスクがある – 企業倒産のリスク(信用リスク) – 流動性リスク |
投資信託 | – 少額から分散投資が可能 – 専門家による運用 | – 元本割れの可能性がある – 短期間での大きな利益は難しい – 運用コストがかかる |
債券 | – 定期的な利子収入が得られる – 満期時に額面金額が償還される | – リターンが比較的小さい – インフレリスク – 金利変動リスク |
不動産 | – 安定的な賃料収入 – 資産価値の上昇の可能性 | – 高額な初期投資が必要 – 流動性が低い – 管理・維持コストがかかる |
FX | – レバレッジを活用した取引が可能 – 24時間取引可能 | – 為替変動リスクが高い – レバレッジによる損失拡大の可能性 |
暗号資産 | – 高いリターンの可能性 – 24時間取引可能 | – 価格変動リスクが非常に高い – 規制リスク – セキュリティリスク |
FXと暗号資産
一発のリターンや損失が大きいです。さらにFX取引は市場全体が成長するのではなく市場参加者による資産の奪い合いなので、プロを相手に初心者は戦うことになります。非常に新規参入者にとっては不利です。断言します。
不動産や債券
リスクは前者に比べれば低いですがリワードも小さいです。資金に限りのある一般人が上々の利益を効率的に上げるのは難しいと考えます。
株式や株式の投資信託
リスクリワードがこの中では中間であり、一般人向けといえます。市場全体が成長することの恩恵である配当や優待をとる戦略やインカムゲインを狙うなど、戦略の幅が大きいです。
1. 証券口座を開設する
初心者におすすめの証券会社
株式投資を始めるには、まず証券口座の開設が必要です。初心者におすすめの証券会社として、以下のような手数料無料(または低コスト)のネット証券があります。
SBI証券
- 業界最大手で、取引手数料が無料(一定条件あり)。
- 商品ラインナップが豊富で、幅広い投資が可能。
楽天証券
- 楽天ポイントを活用でき、投資信託との相性が良い。
- 初心者向けの使いやすいツールが充実。
松井証券
- 1日の約定代金が50万円までの取引手数料が無料。
- 少額取引に適している。
- 25歳以下は約定代金にかかわらず取引手数料無料 ※約定とは簡単に言えば売買取引が成立すること
- 信用取引や機関空売りの情報が日ごとに見れるという、分析において強いツールがある ※信用取引や空売りは別記事で解説(信用取引や空売りはテクニカル分析において非常に重要な観点となる!!) ←このツールがほんとに強い!おすすめです!! ※信用取引、空売り、とは簡単に言うと証券会社からお金や証券を借りて取引をすることです
大手証券会社のメリット
手数料がかかる大手証券会社(野村證券、大和証券など)にも以下のようなメリットがあります。
- 対面サポートが受けられる: 投資相談やポートフォリオ作成のアドバイスがもらえる。
- 充実したリサーチレポート: 投資判断に役立つ情報を得やすい。
- IPO(新規公開株)に強い: 未上場企業の株を購入できるチャンスが増える。
どの証券会社を選ぶべきか?
初心者はまず手数料無料のネット証券から始め、必要に応じて大手証券会社を活用するのがおすすめです!!
筆者おすすめは松井証券!!
手数料の面で非常に有利(上記の通り)であり、何より分析ツールの多さが最大のメリットだと筆者は考えています。ほかの証券口座を開設するにしても、松井証券の分析ツールは絶対に使うべきだと思います。使うか使わないかで戦略的な差が生まれてしまいます(ガチで!!)。松井証券の口座開設料や口座維持費は無料(ツールも無料!!アプリ入れたら使える!!)なので、松井証券で取引する、しない、にかかわらず開設しておくことをおすすめします。
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2. 株式投資の基礎知識を勉強する
株式投資を始めるには、最低限の基礎知識が必要です。具体的には、以下のポイントを押さえましょう。※何も知識がない状態で始めるとただのギャンブルになってしまいます!
注文方法を理解する
- 指値注文: 自分で指定した価格で売買を行う。
- 成行注文: 市場価格で即時売買を行う。
注文方法(指値、成行、逆指値)についてマスターできる記事はこちら!!
取引方法を学ぶ
- 現物取引: 手持ち資金の範囲内で株を売買する。
- 信用取引: 証券会社から資金を借りて売買を行う(リスクが高い)。
信用取引とは?現物取引との違いや信用買い、信用売り、空売りについて知りたい方はこの記事をチェック!!
信用取引の応用知識を現物投資にも生かそう!信用残についてマスターしたい方はこちらの記事をチェック!! → 信用残について知ることで機関投資家の動きや空売りによる複雑な株価下落の要因が分かります!!(中級者、上級者向け)
投資用語を押さえる
- PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)など、株価の割安・割高を判断する指標。
- ファンダメンタル分析(企業の業績や財務状況を分析)とテクニカル分析(株価チャートの動きを分析)。
超基礎編!株式投資が行われる時間帯は何時から何時まで?またPTS取引ってよく聞くけど何?という疑問をお持ちの初心者の方はこちらの記事を読んでみてください!!基礎ながらも超重要です!!学んでおくことをおすすめします!!
3. 銘柄を選択する
安易な選択を避ける ←これほんと大事!!
- 「割安だから」だけで選ばない: PERやPBR、またテクニカル指標などを総合的に判断する。
- インフルエンサーの推奨を鵜呑みにしない: 自分でリサーチする。
情報を活用する
- 四季報や企業のIR情報をチェックする。※IR情報とは簡単に言えば企業の日常報告みたいなもの
- 業界のトレンドや経済状況を考慮する。
4. 経験を積む
株式投資で成功するためには、知識だけではなく、実際の取引を通じて経験を積むことが不可欠です。取引を実践することで、理論と実際の市場の動きを結びつけ、感情のコントロールや市場のパターンを学ぶことができます。以下に、経験を積むための具体的なステップを紹介します。
取引の実践 ※1だけは絶対守って!!!
- 必ず最初は現物取引かつ余剰資金で行う:これをやらかすと人生がゲームオーバーになる可能性があります。これは絶対に守ってください!!! ※現物取引とは簡単に言えば、自分の資金の範囲内だけで投資を行うこと
- 小さく始める: 最初はリスクを抑えて、少額の取引を行いましょう。少額投資で経験を積み、徐々に資金を増やしていく方法が最も安全です。
- 失敗を恐れず: 投資において失敗はつきものです。失敗から学び、次に活かすことが成長への近道です。
感情に左右されずに取引する
- 感情のコントロール: 株式投資においては、冷静さが最も重要です。株価が上がったり下がったりしても、感情に左右されずに、決めた戦略通りに取引を続けることが大切です。
- 自分の取引スタイルを確立する: 市場に一喜一憂せず、自分のリスク許容度に合った取引スタイルを見つけ、一定のルールに従って投資することが重要です。
感情に左右されずルール通り投資を行う上でテクニカル分析、つまりチャートを学ぶことは必須です!チャートについての基礎を学びたい方はこちらの記事をチェック!!チャートは投資をする上で超重要なので学んでおくことをおすすめします!
損切り(ロスカット)と利確(利益確定)のルールを決める
株式投資において、損切りと利確のルールを設定することは非常に重要です。これにより、感情的な判断を避け、計画的に取引を進めることができます。
損切り(ロスカット)
損切りは、投資家が損失を最小限に抑えるための手段です。市場で予想外の動きがあった場合に、損失が広がる前に売却して、損を確定させることです。
- 損切りラインを設定する: 例えば、「購入価格から5%下がったら売る」など、事前に決めたラインで損切りを行います。これにより、感情的な判断を避け、リスクを管理することができます。
- 固定的なルールを守る: 市場が急変した場合でも、事前に決めた損切りラインを守ることが大切です。損切りラインを無視してしまうと、大きな損失を被る可能性があります。
損切りについてさらに詳しく知りたい!!損切りのタイミングや判断基準がわからない!今持ってる株が損切りすべきか迷っている!そんな方はこちらの記事をチェック!! 損切りは健全な個別株投資をする上で超重要です!!
利確(利益確定)
利確は、一定の利益を得た時点で売却し、その利益を確定させる行為です。これも計画的に行うことが大切です。
- 利確ラインを設定する: 例えば、「株価が購入価格から10%上がったら売る」などの目標を設定しておきます。目標価格に達したら、躊躇せずに利益を確定させましょう。
- リスクとリターンをバランスよく設定する: 利確を早すぎると、大きなリターンを逃してしまう可能性がありますが、遅すぎると利益が目減りしてしまうことがあります。バランスを取った戦略が必要です。
小額で始め、損失を最小限に抑える
初心者が投資を始める際には、少額で始めることが重要です。小額であれば、失敗してもその損失を学びに変え、次に活かすことができます。まずは少額投資で、少しずつ取引を経験し、ルールに従って投資していくことで、自信を持って次のステップへ進めるようになります。
定期的な振り返りと改善
取引を実践する中で定期的に振り返り、何が良かったのか、何が悪かったのかを分析することが大切です。この振り返りを通じて、投資戦略を改善し、次回に活かしていくことができます。
- 取引の記録を残す: どの取引が成功したか、失敗したかを記録し、その理由を考えましょう。これによって、自分の強みや弱点を把握しやすくなります。
- 改善点を見つける: 取引における失敗から学び、次回の取引に活かすために改善策を立てましょう。
実践を重ねることで、自分に合った投資スタイルを見つけることができます。また、経験を積むことで市場の動きに慣れ、リスクを最小限に抑えつつ、安定的なリターンを目指すことが可能になります。
まとめ
株式投資を始めるための基本ステップは、証券口座の開設、基礎知識の習得、銘柄選定、そして実際に取引を通じて経験を積むことです。初心者は少額から始め、損切りと利確のルールを設定して、感情に左右されず冷静に取引を行うことが重要です。定期的に振り返り、取引経験を積みながら、自分に合った投資スタイルを確立していきましょう。
まずは口座開設からはじめましょう!!口座開設についてはこちらの記事をチェック!!
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