はじめに
投資初心者の方の中にはこんな方が多くいると思います。「用語を耳にしたり目にしたりするけど詳しくはしらない。」「用語や仕組み、テクニカルやファンダメンタルズをしっかり学んだうえで投資したい!!」こんな方向けに私は記事を定期的に書いているので、見るだけで投資家としてステップアップできると思います!!今回は東証の取引時間やPTSについてです。
記事紹介
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導入
株式投資では、取引できる時間を正しく理解することが重要です。東京証券取引所(東証)の取引は前場(9:00~11:30)と後場(12:30~15:30)に分かれており、2024年から後場が30分延長されました。
また、取引終了時の大引け(用語は記事で解説!!)はオークション方式が採用され、**PTS(用語は記事で解説!!)**を使えば時間外でも売買が可能です。この記事では、取引時間の基本と最新のルール変更について分かりやすく解説します!
株式市場の取引時間は何時から何時まで?基本を押さえよう
東京証券取引所(東証)の基本的な取引時間
日本の株式市場の中心となる東京証券取引所(東証)では、平日の9時00分から15時30分まで株の取引が行われています。
東証の取引時間は**「前場(ぜんば)」と「後場(ごば)」**の2つのセッションに分かれています。
- 前場(ぜんば):9時00分~11時30分
- 後場(ごば):12時30分~15時30分(2024年から30分延長され15時30分までになった!!)
昼休み(11時30分~12時30分)を挟んで、午前と午後の2回に分けて売買が行われるのが特徴です。
また、株式市場全体の取引時間を指す言葉として、「ザラ場(ざらば)」 という用語もあります。
「前場」「後場」「ザラ場」とは?
株の取引時間を理解するうえで、前場・後場・ザラ場という言葉の意味を押さえておきましょう。
前場(ぜんば):9時00分〜11時30分
前場は、**午前中の取引時間(9時00分〜11時30分)**のことを指します。市場が開いてすぐの時間帯は、前日の海外市場の影響を受けることが多く、大きな値動きが発生しやすいです。
※特に9時から9時30分までは一日で一番値動きが大きい(活発に取引される!!)
後場(ごば):12時30分〜15時30分(※延長後の時間)
後場は、**午後の取引時間(12時30分〜15時30分)**です。
以前は15時00分まででしたが、2024年に30分延長され、現在の取引終了時間は15時30分になっています。
昼休みを挟むため、前場とは異なる値動きが見られることも多いです。
ザラ場
前場と後場を合わせたもの、すなわち東京証券取引所(東証)の基本的な取引時間の全体を指す用語です。
H2:寄り付き・引け・おお引けとは?株式投資の重要な時間帯
株式市場には、取引時間内でも特に重要なタイミングがあります。代表的なのが**「寄り付き(よりつき)」と「引け(ひけ)」、そして取引終了時に行われる「大引け」**です。
H3:寄り付きとは?
**寄り付き(よりつき)**とは、市場が開いた直後に成立する最初の取引のことを指します。
- 前場の寄り付き:9時00分
- 後場の寄り付き:12時30分
寄り付きの株価は、前日までの海外市場の動向や企業ニュース、経済指標などの影響を受けやすく、大きなギャップ(価格差)が生じることもあります。 ←昨日1000円で大引けだったのに次の日の寄り付きは1100円で始まったりする(値が飛ぶ)
H3:引けとは?
**引け(ひけ)**とは、市場が閉まる直前に成立する最後の取引のことです。
- 前場の引け:11時30分
- 後場の引け:15時30分 →この時間を大引けという!!
引けのタイミングでは、大口の機関投資家が注文をまとめて執行することも多く、直前に大きな価格変動が起こる場合があります。
H3:大引けはオークション方式に!仕組みを解説
以前は、後場の引けは通常の取引と同じ方式で行われていましたが、**現在は「オークション方式」**に変更されています。←15時25分から15時30分の間に行われる
大引けの特徴
- **15時25分から15時30分直前までにすべての注文が集まり、最適な価格で約定(売買成立)**する仕組み
- 終値(その日の最後の価格)は、このオークションで決定される
- 大口投資家の注文が一気に処理されるため、短時間で株価が大きく動くことがある
この変更により、市場の透明性が高まり、投資家にとって公平な価格決定が行われるようになりました。← 一部では批判されている!!
PTS(私設取引システム)とは?取引可能な時間を解説
PTSとは?証券取引所とは異なる取引市場
PTS(私設取引システム:Proprietary Trading System)とは、証券取引所を介さずに証券会社が独自に運営する株式取引市場のことです。
通常の株式取引は東京証券取引所(東証)などで行われますが、PTSを利用すれば、取引所の営業時間外でも株の売買が可能になります。
PTSの特徴やメリット
- 取引時間が長い(夜間取引が可能)
- 社会的なイベントに柔軟に対応できる (日銀の発表や戦争などによってそれが翌日の株価の不安材料や好材料になりえる事態になったとき周りよりも一歩早く売買行動がとれる!!)
- 証券取引所の取引時間外でも株の売買ができるため、海外市場の影響を受けた価格変動を先取りできる!
- 昼間の取引チャンスを逃した場合のリカバリーができる!
PTSの取引時間は?いつ取引できるのか
PTSの取引時間は、証券会社によって異なりますが、代表的なサービスの**SBI証券(SBI PTS)と松井証券(J-Market)**の取引時間は次の通りです。
※今のところPTS取引ができるのは筆者が確認している限りでは、SBI証券、松井証券、楽天証券だけです。
SBI PTSの取引時間
- 昼間取引:8:20 ~ 16:30
- 夜間取引:17:00~ 23:59
松井証券 J-Marketの取引時間
- 夜間取引のみ:17:00 ~ 23:59
PTSを活用する注意点
⚠ 出来高(売買の量)が少ないため、思った価格で約定しにくい
⚠ すべての銘柄がPTSで取引できるわけではない
⚠ 証券会社によって取引可能時間が異なる
このように、PTSは通常の証券取引所とは異なる取引市場であり、うまく活用すれば取引の幅を広げることができるツールです。ただし、流動性の低さや取引できる銘柄の制限には注意が必要です。
筆者のすすめ!:証券口座について(PTSを利用するなら!)
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まとめ:取引時間を理解して効率的に株を売買しよう
株式市場では、取引時間ごとに特徴があり、売買のタイミングが重要になります。
- 東証の取引時間は、**前場(9:00~11:30)と後場(12:30~15:30)**に分かれる
- **後場の引け(大引け)**は、オークション方式で終値が決定される
- **PTS(私設取引システム)**を利用すれば、東証の時間外でも取引が可能
特に、2024年のルール変更により、後場の取引時間延長やおお引けのオークション化が導入され、市場環境が変化しました。これらのルールを正しく理解し、効率的な取引を行いましょう!
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