導入:そのまま放置していたら…取り返しのつかないことに!?
株式投資をしていると、誰しも一度は直面するのが「損切りの判断」。
「もう少し待てば上がるかも…」「ここで売ったら損が確定してしまう…」そんな迷いがあなたを襲っていませんか?
ですが――
そのまま放置していた銘柄が ズルズルと下落を続けて塩漬け株に…
最悪の場合は 紙くずになることさえ あります。
この記事では、
✅ どんな状況で損切りすべきか?
✅ なぜ人は損切りを避けてしまうのか?
✅ テクニカル・ファンダメンタルの両面から見る「損切りサイン」
✅ 損切りしなくていい“本当に一時的な下落”とは?
などを 初心者にも分かりやすく 解説!
読み終わる頃には、「今すぐ損切りすべきかどうか」の判断ができるようになります。
大損を回避したい人は、ぜひ最後までご覧ください!
記事紹介
・投資を始めたいけどなにから手を付けたらいいの?そんな方はこちらの記事をぜひチェック!!
・「東証における株式の取引時間は何時から何時まで?」や「よく聞くPTSって何?夜間取引って何?」といった疑問を解決したい方はこちらの記事をチェック!!
・株価チャートについて知りたい方(初心者が覚えておくべきチャートの要点)はこちらの記事をチェック!!
・信用取引や信用買い、空売り、信用売りという言葉や概念について知りたい、もしくはわからないという方はこちらの記事をクリック!!
株式投資における損切りとは
損切りとは何か?
損切りとは、保有している株が購入時よりも値下がりした際に、損失を確定させて株を売却する行為を指します。
一見「損を確定させるなんてイヤだ」と思うかもしれませんが、損切りは“守りの投資”をするうえで必要不可欠な判断です。
なぜなら、下落トレンドに入った銘柄を持ち続けると、損失がどんどん膨らんでいくリスクがあるからです。
損切りしないリスク
損切りをしないまま放置していると、以下のようなリスクがあります。
- 📉 下落が止まらず、資金を大きく失う
- ⌛ 他のチャンスに資金を回せず、機会損失が生まれる
- 🧠 「上がるまで待つ」という根拠のない期待が判断力を鈍らせる
とくに重要なのが、「資金が拘束される」こと。
チャンスの多い相場の中で、動かせないお金を抱え続けるのは、非常にもったいない行為です。
塩漬け株になる危険性
損切りを先延ばしにした結果、「塩漬け株」が増えるケースも後を絶ちません。
塩漬け株=含み損を抱えたまま放置されている銘柄で、
こうした株は次第に「どうでもよくなる」「見たくないから放置」といった心理状態に変化します。
しかし、見て見ぬふりをしても株価は戻りません。
むしろ、塩漬け期間が長引けば長引くほど、損失は回復不能になっていくのです。
✅ 損切りは“負け”ではありません。
将来の利益を守るための、重要な戦略的行動だということをぜひ覚えておいてください!
要注意!こんな気持ちから損切り場面を逃していませんか?
損切りができない原因は、「判断力の欠如」ではなく、感情のブレーキにあります。
多くの投資家が損切りすべき場面を逃すのは、希望的観測や自己正当化に引っ張られるからです。
ここでは、ありがちな「損切りできない心理」を洗い出して、
冷静に対処するための視点を持ちましょう。
① 「そのうち戻るかも…」という甘い期待
- 📉 たとえ下落トレンドに入っていても、「きっと元に戻るはず」と希望的観測にすがってしまう。
- 🤯 これは“損失回避バイアス”と呼ばれる心理現象で、損を認めたくないがために損切りを先延ばしにしてしまうのです。
しかし、戻る保証はどこにもありません。
株価は“感情”ではなく“事実”で動くということを忘れないようにしましょう。
② 都合のいい情報だけを集めてしまう
- 🧠 ネットやSNSで「この株は今が買い増しチャンス!」という意見だけを探していませんか?
- 🔍 自分に都合のいい情報ばかりを集めてしまうのは、正常性バイアスによるもの。
損失を受け入れるのが怖くて、現実を直視しない癖がついてしまうと、
本当に必要な判断がどんどん遅れ、致命的な損失に繋がる可能性があります。
③ 「売った直後に上がったら嫌だな…」という恐怖
これは、投資家の誰もが一度は感じるものです。
ですが、重要なのは長期的なパフォーマンスであり、1回1回の損益ではありません。
むしろ、
✅ ルール通りに損切りした自分を褒める
✅ 「助かった」と思える将来の損失を回避したと考える
という考え方を持てば、ストレスも減っていきます。
感情で動くと、投資は失敗します。
事実とチャート、業績データを基に“冷静に判断”することが、相場で長く生き残るカギです。
テクニカルから分析する損切りサイン!
株価チャートから損切りのタイミングを見極めるのが「テクニカル分析」です。
テクニカルのサインを見逃すと、機関投資家の動きに飲み込まれて大損する危険性も…。
ここでは特に重要な損切りサインを3つ紹介します。
もし、今あなたが保有している株が当てはまるなら、速やかな判断が必要です!
① 支持線(サポートライン)を割り込んだ
支持線とは、過去に株価が何度も跳ね返された「下値の目安」となるラインです。
このラインを明確に下回った場合は、買い支えが崩れたサインといえます。
✅ 支持線割れ=売りシグナル
- 投資家の不安心理が増し、売りが加速
- 損切り注文が連鎖的に入り、急落リスクが高まる
⛔「一時的な下落かも」と様子を見るのはNG。
割れたら一度逃げる判断が、トータルでは資産を守ります。
支持線についてよくわからない!、勉強したい!!という方はこちらの記事をチェック!!
② 移動平均線を明確に下回った
特に重要なのは25日線や75日線など、中長期トレンドを示す線です。
これを下回るということは、上昇トレンドから下落トレンドへの転換点を意味します。
週足などもっと長い期間で見ている方も週線や月線に目を向けてください!
こんなときは危険!
- ローソク足が連続して移動平均線を下抜けしている
- 出来高が増加しながら下落している
- 長期線を下抜けた後も反発できずにズルズルと下げている
この状況は、大口(機関投資家)が一気に売り抜けているサインであり、
そのまま持ち続けると短期間で10%以上の急落も十分にありえます。
移動平均線についてよくわからない!、勉強したい!!という方はこちらの記事をチェック!!
③ 空売りの増加と信用買い残の増加
- 空売り(ショートポジション)が増えている=機関投資家が下落に賭けている
- 一方で信用買い残が膨らんでいる=個人が「まだ上がる」と期待して買い続けている
このような状況は、**典型的な“逆張りの罠”**です。
大衆心理と逆に動くプロ勢に飲まれ、株価が一気に崩れる恐れがあります。
信用取引についてよくわからない!、勉強したい!!という方はこちらの記事をチェック!!
📉 今すぐチャートをチェック!
✅ 支持線を下回っていないか?
✅ 移動平均線を割っていないか?
✅ 出来高と信用残に異変はないか?
もしあなたの保有株にこれらのサインが出ているなら、
損切りは“今この瞬間”がベストなタイミングかもしれません。
ファンダメンタルズから分析する損切りサイン!
株式投資の基本は「企業の価値」に投資すること。
チャートだけでなく、**企業の本質的な状態(ファンダメンタルズ)**を見極めることも非常に大切です。
ここでは、“今後の成長が見込めない”と判断すべき損切りサインを解説します。
これらの状況に当てはまる企業を保有している場合、一刻も早く撤退すべきです!
① 業績の明確な悪化
四半期ごとの決算で以下のような傾向が見られたら要注意です。
- 売上高・営業利益・純利益すべてが前年同期比でマイナス
- 業績下方修正が連続して発表されている
- 予想PERが急上昇し、割高感が強まっている
📉 企業価値の低下は株価にダイレクトに反映されます。
過去の成長実績にすがっていると、取り返しがつかない事態になることも…。
② 取り返しのつかない企業不祥事
- 内部告発や粉飾決算などの重大なコンプライアンス違反
- 業界全体を揺るがすような事件への関与
- 消費者からの信頼喪失(SNS炎上・炎上商法・差別的発言 など)
これらは、企業のブランド価値や信用力を一気に崩壊させる要因になります。
一時的な悪材料ではなく、再起不能レベルのダメージを受けた場合、
株価は底が見えないレベルで下落することもあります。
⛔「株価が下がったから買い増し」と安易に考えるのは危険です。
本質的に終わっている企業の株は、持ち続けても報われません。
③ 主力製品やサービスの成長鈍化
- 競合が急激にシェアを奪っている
- イノベーションが止まり、商品力が落ちている
- セグメントごとの売上に偏りがあり、事業ポートフォリオが脆弱
このような企業は、将来的な業績悪化の予兆をすでに抱えている可能性が高いです。
「数字には出ていないけどヤバい」というケースも多く、早期撤退が吉。
🔍 チェックリスト
- 最新の決算短信は確認していますか?
- 企業のIR資料やニュースで問題は出ていませんか?
- SNSや掲示板で“不穏な話題”が上がっていませんか? →※SNSや掲示板の話題はしっかりと自分の目で企業情報を見て真偽を確かめること!!!そのままうのみにしすぎないこと!
ファンダメンタルズの異変は、チャートより遅れて反映されることもあります。
だからこそ、早期察知して即行動することで致命傷を回避できます。
逆に損切りしなくていいタイミングは?
損切りは大切ですが、「必要ない場面で切ってしまう」のも大きな損失につながります。
一時的な下落で冷静さを欠いてしまい、「売った直後に爆上げ」という後悔をした経験がある人も多いのではないでしょうか?
ここでは、**損切りを“待つべき場面”**を具体的に紹介します。
① 支持線・移動平均線割れが“誤差の範囲”である場合
たとえば、25日移動平均線を一時的に下回ったがすぐに反発している場合。
またはローソク足の“ヒゲ”だけが支持線を割っているような場合は、ダマシの可能性が高いです。
✅ チェックポイント:
- 割り込み後、すぐに回復していないか?
- 出来高が伴っていない小さな下落ではないか?
- 過去のチャートでも同様の挙動があるか?
このような時は、冷静に様子を見ることで、不要な損切りを防ぐことができます。
② 一時的な不祥事・炎上による下落
たとえば以下のようなケースは、一時的な感情的売りに過ぎない可能性があります。
- 社員のSNSでの軽微な不適切発言(会社がすぐに謝罪対応済み)
- 小規模な製品トラブル(リコール対応済み)
- 業界全体に関わるニュースでの連れ安
このような事例では、株価がすぐに回復するケースも多く、冷静な見極めが重要です。
③ 一時的な業績悪化だが将来の展望が明るい場合
企業が未来の成長を見越して、積極的に設備投資やM&Aを行っている場合、
短期的には赤字や利益減になっても、長期的には株価が上昇する可能性があります。
✅ 例:
- 工場新設による一時的なコスト増
- 海外展開に向けた先行投資
- AIや再生可能エネルギーなど将来性の高い分野への転換
このような状況では、**むしろ“安く仕込むチャンス”**となることもあります。
損切りを焦るのではなく、企業の本質的な価値を見直しましょう。
☝ 損切り判断に必要な“視点の切り替え”
損切りすべき時と、ホールドすべき時では、見るべき指標がまったく異なります。
- 短期目線(テクニカル)で一時的なライン割れなら冷静に判断
- 長期目線(ファンダメンタルズ)で未来に希望があるなら持ち続ける
感情に流されず、“なぜ下落しているのか”の理由を分析することが、判断ミスを防ぐカギになります。
まとめ:損切りの基本は「まずテクニカル」で判断せよ!
株式投資で損を最小限に抑えるには、感情を排除した冷静な判断が不可欠です。
特に、損切りの判断は迷いやすく、多くの投資家が「もう少し待てば…」と塩漬け地獄に陥ってしまいます。
✅ この記事の要点まとめ
- 損切りしないリスクは「大損・資金拘束・精神消耗」
- 期待や願望でホールドすると判断ミスに陥りやすい
- テクニカル分析では「支持線・移動平均線割れ」に要注意
- ファンダメンタルズでは「業績悪化・不祥事・将来性低下」に注目
- 逆に、一時的な悪材料や長期成長が見込める場合は損切り不要
📊 テクニカル分析初心者には「松井証券」のツールが超おすすめ!
損切りの判断には、信頼できるチャートツールや分析機能が欠かせません。
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「サクッとチャートを見て即判断!」という行動が習慣化しやすいのもポイントです。
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